歯科医の過剰問題について

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医師不足の問題は、社会的な問題として大きく取り上げられています。しかし、歯科医は逆に全国的に過剰とも言われており、全国で開業している歯科医院はコンビニエンスストアの数より多いといわれています。なぜこのような現象がおきたのかといえば、歯学部以外の診療科の医師は医学部で一つにまとめられて定員数が決まっているのに対し、歯学部は単独でかなり多くの定員数を募集しているからです。また、歯科医を目指す医師のほとんどが家族に歯科医師がいたり、開業するための資金を持っている富裕層の人が多く、開業しやすい環境があるといわれています。もちろん、歯科に行きたいと考えている患者にとってみれば、歯科医院が多いほど自分にあった歯科医院を選びやすくなり、会社から家に帰る途中に歯科医院があれば仕事が終わってからでも立ち寄れるというメリットがあります。しかしその一方で、歯科医院があまりに過剰に乱立してしまったために、競争に負けて倒産廃業せざるを得ない歯科医院も増えているのが現状です。歯科医院も収益を守るために、深夜診療や日曜や祝日診療しているところもありますが、収益増加にはなかなかいたっていません。富裕層が多いことからか、また次々と進化していく歯科診療に対応するため、常に新しい技術や知識を学びたいという思いから都心部や主要都市近郊に立てられることが多く、全国的に過剰とはいっても都市部から離れた地域では歯科医院が不足している地域もあります。このような状況も踏まえ、歯学部の定員数の見直しや国家試験の問題の難易度の引き上げなどで歯科医師の増加を防ぐほか、地域医療のすばらしさなどをカリキュラムに盛り込むことで、首都圏への集中を防ぐなどの対策が急がれています。

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